乾燥に、最低でも約三年。エンジュボードが大切にする時間
木が育ってきた時間。ものづくりのために待つ時間。そして、あなたの暮らしで重ねていく時間。 エンジュボードには、そんな三つの時間がつながっています。
エンジュボード編集部

エンジュボードが一枚の木製プレートになるまでには、乾燥だけで最低でも約三年の時間が必要です。
手元に届いた一枚を眺めても、その三年間が見えるわけではありません。それでも、年輪の広がりや木肌に触れたとき、その背景にある時間を少しだけ思い浮かべていただけたら。
木が育ってきた時間。ものづくりのために待つ時間。そして、あなたの暮らしで重ねていく時間。
エンジュボードには、そんな三つの時間がつながっています。
年輪は、木が生きてきた記録
エンジュボードの表面に広がる、幾重もの年輪。
木を輪切りにした断面である「木口(こぐち)」には、その木が生きてきた歳月がそのまま現れます。輪の広がりも、色の濃淡も、節の位置も、一枚ごとに異なります。
少し眺めていると、整った円ばかりではないことに気づきます。ゆるやかに曲がる線。濃い色から淡い色へ移り変わる境目。厳しい風雪に耐えた年、豊かに育った年。その違いのすべてが、一枚ずつの表情になります。
私たちは、その自然の跡をそのまま生かしてエンジュボードを作っています。
一枚を選ぶことは、木が重ねてきた歳月の、その一部分を暮らしに迎えることでもあるのです。
三年を待ち、そこから一枚を選ぶ
木を切り出しても、すぐにエンジュボードとして削り出せるわけではありません。
輪切りの無垢材は水分を抱え込みやすく、急激に乾かせば割れてしまうほどデリケートです。だからこそ、季節の巡りに合わせて木を休ませ、じっくりと時間をかけて狂いを出し尽くす。その乾燥だけで、最低でも約三年を費やします。
三年あれば、私たちの暮らしにもいろいろな変化が訪れます。新しい場所で生活を始めたり、家族の節目を迎えたり。毎日使うものや、大切にしたいものが変わることもあるでしょう。
それほどの歳月を、この木は一枚の道具になるまでの準備として過ごしています。
そして、長い乾燥を終えたあと、割れや狂いに耐え抜いた状態のよい木だけを選び出す。選んだ木を、職人が一枚ずつ丁寧に手仕事で仕上げる。
十分な時間をかけて木を見極めること。だからこそ、エンジュボードは一度にたくさん作ることができません。この手間の積み重ねと希少さを、一枚の価値として受け取っていただけたらと考えています。
「延寿」に、これからの時間を重ねて
エンジュには、長寿や繁栄を願う「延寿」の字が当てられます。
長く、健やかに過ごしてほしい。その願いは、誕生日や長寿のお祝いはもちろん、日々の暮らしをともにする大切な人へ向ける気持ちにも通じます。
木が重ねてきた時間を目にしながら、これからの時間を思う。
年輪のある一枚に「延寿」の名が重なると、贈り物にも、もう一つの意味が生まれます。
「これからも、一緒に食卓を囲めますように」
「好きなものを楽しむ日々が、長く続きますように」
そんな言葉を添えて贈るエンジュボードが、受け取った方の毎日の中で、静かに寄り添う存在になることを願っています。
ここからは、あなたと重ねる時間
長い乾燥と職人の仕上げを経て仕上がった一枚は、やがてあなたの暮らしに届きます。
朝、焼きたてのパンを載せる。午後、お菓子を並べてひと息つく。帰宅したら、お気に入りの指輪や時計を休ませる。
暮らしの大切なものを引き立てる、その役割は、エンジュボードの始まりにもつながっています。原点にあったのは、パズルを美しく飾るための小さな台。台そのものの美しさに気づいたことから、エンジュボードは生まれました。
使い続けるうちに、エンジュボードにも、その家だけの役割ができていきます。
初めて使った日のこと。大切な人と囲んだ食卓。気に入っている器との組み合わせ。一枚への愛着は、そうした日々の小さな記憶とともに深まっていくはずです。
木が生きてきた歳月と、道具になるまでにかけた三年。その先に、使う人の日々が続いていく。
エンジュボードが目指しているのは、そんなふうに時間を重ねていける、暮らしの一枚です。
暮らしの時間に合わせた、五つの大きさ
- Petit — 指輪や時計を休ませる、掌に乗る一枚
- Charmant — アクセサリーや小物を飾る、上品な丸い台
- Grace — 朝のパンや一人分のお菓子を盛るプレート
- Elegance— 前菜やおもてなし、花瓶も置ける飾り台
- Allure — 空間の主役として、大切なものを敷く一番大きな舞台
あなたの毎日に迎えたい年輪を、見つけてみてください。